「ここにお店ができたんだ!」2026年4月オープンの小さな雑貨屋さんへ
JR埼京線「十条」駅から徒歩6分。線路際の小道を進んだ先に、ふと現れる一軒の雑貨店「フミキリ」さん。 長らく民家だったこちらの場所、実は店主さんのお母様のご実家だったそう。 もっとさかのぼると、約60年ほど前までは店主さんのおじいさまが靴修理店を営まれていたこの場所に、今年新たな息吹が吹き込まれ、ついに雑貨屋さんとして生まれ変わりました。
写真をタップするとスライドショーで見ることができます!
暮らしの細部を、ちょっと愛おしく。自分に、誰かに贈りたくなる品揃え。
店内は使い込まれた木の家具や竹素材のアイテム、かご素材の小物入れ、ほうきや生活雑貨が並ぶ、涼しげで落ち着いた空間。
「こういうの家にないけど、あったら絶対素敵なんだよな」と思うものがたくさん並んでいて、「我が家だったらこれをあそこに置いて、これはこう使って…」とついつい想像が膨らんでしまう品揃えなんです。
入口を入ってすぐ目を引くこの大きな箪笥は、店主さんのおばあさまが使っていたもの。 奥のかわいらしい木製のドアも、元々この家にあった引き戸をリメイクして使っているんだそう! 新しい既製品には出せない、何とも言えない風合いがありますよね。
アンティーク好きの店主さんのセンスと、この場所のルーツが絡み合って、初めてでも不思議と長居したくなってしまう心地よさが漂っています。
天井から吊るされた個性豊かな照明たちも、隠れた目玉商品の1つ。 1点1点デザインが異なり、お部屋の雰囲気をさりげなく格上げしてくれそうなものばかり。店主さんもとってもお気に入りなんだとか!
現在の店主さんのイチオシ雑貨は、このコーヒーボトル。 BLUE BOTTLE COFFEEでも使われているメーカーの本格的な一品で、蓋が木製なのがとってもかわいい! お仕事の合間にほっとくつろぐのにぴったりです。
食器や酒器も揃っています。 このガラス製のピッチャーも、水出しのお茶を入れてもいいですし、花瓶としても使えそうな素敵な風合いです。
木製のプレートや陶器の食器、カトラリーもかわいいですよね! 普段使いはもちろん、お客さんが来た時や、ちょっと特別な日の食事に使いたくなるような少し凝ったデザイン。
かご製品は小物入れからバッグまで豊富な品揃え。 鞄に入りきらないペットボトルを肩から下げられるこのドリンクホルダーも、これからの季節に大活躍してくれそうです。
両手が空くからということで、地元のお祭り「お富士さん」でおみこしを担ぐ前に、これを買っていかれたという方もいらっしゃるそうですよ!(笑)
文房具はちょっとしたプレゼントに人気だそう。 かわいい一筆箋やブックマーク(しおり)などは、なかなか自分では買わないけれど、鞄に入っていたらふっと嬉しくなりますよね。
「生活を彩ってくれる、誰かにプレゼントしたくなるようなものを揃えていけたら」という店主さんの言葉通り、生活の細部からじんわり毎日が愛おしくなるようなアイテムとの出会いが楽しい!
せっかくなので私も自分の生活に取り入れたいものを買って、自分へのプレゼントにすることにしました。 ラッピングのリボンも絶妙な色がたくさんあって迷っちゃう!そんな時間も楽しいです。
ということで、お店を見て回っているうちに本当に欲しくなってしまった「茶こし」を購入しました! 取っ手の部分がコップのふちにかけられるようになっていて、とっても使いやすい形。意外と見かけない形です。 これで美味しいお茶をより気楽に楽しめるようになりました。
フミキリさんのオリジナルステッカーとリボンをかけていただけるだけで、なんだか愛着が湧いてきます。家に早く連れて帰りたい。
変わりゆく十条…新たな物語をつなぐお店のヒストリー
取材中、たまたま居合わせた常連の女性から、フミキリさんのおすすめポイントをたくさんうかがうことができました。
常連さんのおすすめは、この石鹸。 玄関脇に置いておくと、ふわっと優しい香りを楽しめるんだそう。香りが弱くなったら削って、繰り返し使っているそうです。
種類が豊富なので、店主さん曰く何種類もご自宅用に買われる方もいらっしゃる人気商品なんだとか!
「ここはね、来るたびにおすすめされたりしないから、自分のペースでゆっくり見られるのがいいんです」と仰っていた常連さん。
「一度買って終わりじゃなくて、長くお付き合いしたくなるというか、前を通るとついつい立ち寄っちゃうのよね」というお言葉の通り、取材の最中も何組ものお客さんがお店の前で足を止め、楽しそうに商品を選んでいました。
先ほどのラッピングシールにもプリントされていたフミキリさんのロゴは、鎌倉在住の篆刻家さんに店主さんが直々にオーダーしたもの。 線路と踏切をモチーフにしたかわいらしいデザインで、手彫りの風合いがこのお店の雰囲気にぴったりです。
先ほどの常連さんは初めてここでお買い物をしたとき、そのあまりのかわいさと店主さんの心配りに感激。 シールを丁寧にはがして、今でも大切に取っておいているのだとか。
そんなささやかな幸せを噛み締めたくなる魅力が、フミキリさんにはあふれています。
お店の名前「フミキリ」は、子供の頃からこの場所のシンボルだった踏切から。
店主さんが子供の頃、おばあちゃんの家としてこの場所を訪れていた時は、大きな音がする踏切のそばというこの立地が少し苦手だったそう。
でも大人になり、いざ移り住んでみると「十条ってこんなにいいところだったんだ」「こんなに良い人たちがいるなんて」と感じたという店主さん。
再開発でいつかはなくなってしまう踏切だけれど、まちが変わっても「ここに踏切があったこと」を思い出してもらえたら——そんな想いも込められています。
かつては商店だった場所が「おばあちゃんち」になり、やがて地域の人たちに愛される雑貨屋さんへ。 そんなあたたかいストーリーをまとったフミキリさんに、ぜひ一度足を運んでみてください。
きっと、あなたの毎日がちょっと愛おしくなるアイテムに出会えるはずです。
フミキリの店舗情報
【住所】東京都北区十条仲原1-29-13
【Instagram】https://www.instagram.com/fumikiri_jujo/
【営業時間】土・日・祝日 11:00-19:00
【定休日】月~金曜日 / 第2・第4土曜日
*臨時営業のお知らせはInstagramにて発信されています
“かのこ”とは何者?
鹿野 結子(しかの ゆいこ)
<経歴>
1999年生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。
学生時代から、被写体の話を聞きながら写真を撮ることがライフワーク。
過去に容姿やアイデンティティに悩んだ経験を糧に、教育や福祉事業の仕事を経験した後、
写真と対話を軸にした屋号 “margo” を旗揚げした。
これまでに撮影した人物は100名を超え、JUJO WALKERをはじめとするWebメディアや 書籍「幸せになる! 50歳からの仕事の辞め方、変え方、始め方(宝島ムック)」に 掲載する写真の撮影にも携わる。
開業後、撮影に慣れていない方にも安心してご依頼いただけるよう、 パーソナルカラー活用アドバイザーの資格を取得。
<個人的なこと>
小さいときから十条で育ち、このまちの人やお店に、たくさんの思い出と愛着があります…!
クラフトビールや日本酒を飲むのが大好きで、時々ひとりで飲みに行くことも。
音楽を聴くのも日課で、歌謡曲から最近の流行りまで、好きな曲がないかいつもチェックしています。 ぜひおすすめがあれば教えてください!

















