映画の中に入ったみたい!日常を忘れさせてくれるひととき
JR埼京線「十条駅」から徒歩約4分。
十条銀座商店街から十条仲通り商店街に入って少し進んだところにある「十条珈琲」さん。
写真をタップするとスライドショーを見ることができます!
老舗のおにぎり屋さんやパン屋さんが並ぶ、
仲通りならではのほっこりした空気の中で思わず目を奪われる、
このシックなブルーの外観と立て看板が目印です。
十条珈琲さんは、こだわり抜いた珈琲と手作り名物プリンを楽しめるお店なんだとか!
珈琲は詳しくないけれど、甘いもの大好きな身として見逃せないお店。
何よりも、この映画に出てきそうな雰囲気には思わず胸が高鳴ります!
お気に入りの文庫本を持って、ゆったりする準備もばっちり。早速お邪魔します!
店内は、名画のレーザーディスクがレコードのように飾られ、
ゆったりとした時間が流れるなんとも言えない贅沢な雰囲気!
休日の昼下がりに1人で来れば、いつものお休みが素敵な思い出にグレードアップ!
友達と一緒に来てプリンの食べ比べをするのも楽しそうです。
“あの映画”の登場人物が飲んでいそうなブレンド!?
十条珈琲さんの何よりもすごいところは、珈琲の品質に対するこだわりです。
厳しい基準をクリアした「スペシャルティコーヒー」のみを取り扱っているとのこと。
さらに、その美味しさを引き立てるために、貴重な珈琲豆を通常の2.5倍に近い量を使って、
サイフォンでじっくりとコーヒーを淹れるそうですよ。
コーヒーに詳しくなくても、メニューには詳しくわかりやすい選び方が
載っているので安心して注文できます。
実は、メニューの名前が有名な映画監督の名前になっているのも、
映画好きの人には嬉しい遊び心ですね!
今回は、珍しい超浅煎りで豆本来の味わいを楽しめる『ルーカスブレンド』と
「迷ったらこれ!」と言うほどバランスが良い味わいという『十条ブレンド』をチョイス。
プリンも思い切って、定番2種類を両方注文!
ワクワクしながら待っている時間も、カフェの醍醐味ですよね。
定番メニューに加えて、その時にしか味わえない季節限定ブレンドも用意しているそう。
ちなみに、今回出会ったのは「スタンド・バイ・ミー」ブレンド(現在は提供終了)。
そう、こちらも名画のタイトルにちなんでいて、その作品の登場人物に飲んでもらいたい味を
イメージしてブレンド。タイトルも毎シーズン替えているんだとか。
お気に入りの作品のブレンドと出会えたら、テンションが上がること間違いなし…!
コーヒーは注文を受けてから、マスターがサイフォンで丁寧に淹れてくださいます。
食器やサイフォン、どれをとっても非日常感のあるお洒落なものばかりで、
ついつい、じーっと見入ってしまいました。
「コーヒーハマるかも…!!」マスターこだわりの珈琲とプリンを楽しむ
まずいただいたのはルーカスブレンド、そしてシン・プリン!
驚くことに、なんとすべてのコーヒーをサイフォンのまま提供してくださるんです。
さらに、コーヒーは「ハーフ&ハーフで」とオプション注文すると、
氷の入った綺麗なグラスがついてきて、アイスとホットを両方味わえるんです。
初めてのサイフォンにドキドキしながら自分でコーヒーをカップに注いで、
一口いただいたルーカスブレンドは、そのフレッシュな香りと味わいに衝撃が…!
コクがありながら心地良い酸味が広がって、氷で割ればまるでアイスティーのようにスッキリ。
コーヒーってこんなに色んな顔を持つ飲み物だったんですね!
これはコーヒー初心者の私もハマる予感です。
シン・プリンは、マスターが試行錯誤を重ねて生み出したまんまるな形がチャームポイント。
下には、ほろにがのカラメルジュレ!カラメル好きとしては、ぷるぷる系のプリンを食べる時、
カラメルがプリンの表面をさーっと流れて行ってしまう悲しみに、
何度も苛まれたことがあるのですが、カラメルジュレはしっかりプリンと絡んでくれます。
味変アイテムの追いカラメルや生クリームをかければ、
よりクリーミーで卵の甘みを感じられる幸せな一口に。ここでしか味わえない、
まさにシン感覚のプリンです!
続いて、十条ブレンドとクラシックプリンをいただきました。
十条ブレンドは、酸味と苦味を欲張りに楽しむことが出来る芳醇な味わい。
先ほどのルーカスブレンドよりもどっしりとした風味で、思わず甘いものが欲しくなります。
クラシックプリンはまさに、固めプリン好きさんは大歓喜間違いなしのずっしりむっちり食感。
さらに上に乗ったコクのあるもったりクリームがベストマッチ。
このクリーム、桶で抱えて食べたい!
先ほどのルーカスブレンド×シン・プリンもそうですが、
コーヒーを飲めばプリンが食べたくなり、プリンを食べればコーヒーが恋しくなるという、
幸せな無限ループが楽しめます。
仕事中にコンビニで買うコーヒーやスイーツも良いけれど、
たまにはこんな風にたっぷり時間を取って、気持ちをゆるゆるにする時間が本当に大切。
そんなことを思うひとときでした。
ゼロからの挑戦!マスターの情熱と十条への温かいまなざし
いつ行ってもお友達連れやひとりのお客さんで賑わっている十条珈琲ですが、
カウンターに立つのはマスター1人。お忙しいだろうにすごいな…と思っていたのですが、
その秘密がこちらに詰まっていました。
2022年2月2日にお店をオープンされるまでの前日譚が、noteにまとまっているのです!
お店を1人で切り盛りするようになった経緯も書かれていました。
特に印象的だったのは、これまで飲食店で働いた経験がなかったにもかかわらず、
好きな喫茶店に憧れて開店を一念発起されたということ。
そして、お店を開く場所を探すために、あらゆる商店街を歩いて巡る中で
十条と出会ったこと。
一度読めば、マスターのファンになってしまうこと間違いなしの濃密な内容。
思わずお店に足を運びたくなりますよ。
実際にお店に行ってお話してみて、勝手ながら印象的に思ったのは、
マスターの街を見つめるまなざしの優しさでした。
人通りの多い、回転数の早い立地にお店を出すのではなく、
生活する人々の往来があり、温かみに溢れた街にお店を出したい。
そんな想いの中で十条を見つけてくださったなんて、
地元民としてはちょっと照れくさいけど、でも本当に嬉しいことだと思いました。
そんなマスターのこだわりが、内装からメニューにまで詰まった十条珈琲。
コーヒー好きの方や映画好きの方、そしてマスターとお話してみたい方は、
ぜひ足を運んでお気に入りの味を見つけてみてくださいね。
十条珈琲の店舗情報の店舗情報
【住所】〒114-0034 東京都北区上十条3-29-15
【Instagram】https://www.instagram.com/jujocoffee/
【X】https://x.com/jujocoffee
【note】https://note.com/jujocoffee/
”かのこ”とは何者?
<経歴>
1999年生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。
学生時代から、被写体の話を聞きながら写真を撮ることがライフワーク。
過去に容姿やアイデンティティに悩んだ経験を糧に、教育や福祉事業の仕事を経験した後、
写真と対話を軸にした屋号 “margo” を旗揚げした。
これまでに撮影した人物は100名を超え、JUJO WALKERをはじめとするWebメディアや
書籍「幸せになる! 50歳からの仕事の辞め方、変え方、始め方(宝島ムック)」に
掲載する写真の撮影にも携わる。
開業後、撮影に慣れていない方にも安心してご依頼いただけるよう、
パーソナルカラー活用アドバイザーの資格を取得。
<個人的なこと>
小さいときから十条で育ち、このまちの人やお店に、たくさんの思い出と愛着があります…!
クラフトビールや日本酒を飲むのが大好きで、時々ひとりで飲みに行くことも。
音楽を聴くのも日課で、歌謡曲から最近の流行りまで、好きな曲がないかいつもチェックしています。
ぜひおすすめがあれば教えてください!