知ってましたか?最初の東京オリンピックの年から十条に根付く味
JR十条駅から徒歩4分。元々は駅近くのいちょう通り商店街で 1964年9月から営業を続けてきた、この街が誇る老舗食堂「味の大番」さん。 2026年2月から、十条仲通り商店街に移転して営業されています。
最近バタバタとしていて、今日は朝からなんだか元気も出ず…。 美味しい定食でパワーチャージしたいと思いこの時ばかりはフンフンと鼻息荒くやって来ました!
写真をタップするとスライドショーで見ることができます!
からし焼きとは、なんとこの十条地域発祥のローカルフード。 ニンニクと唐辛子を効かせた、甘辛くてパンチのある醬油ベースの肉豆腐のような一品で、 今では各地の居酒屋さんなどでメニュー化されていることも。
そんな中でもここ大番さんは老舗中の老舗! 焼魚定食も人気とのことで、入店前から究極の二択に悩まされます。お腹空いた~!
お昼時は行列ができていることもしばしば。
でもお客さんもみんな礼儀正しく温かく、ランチは特に回転も早い印象です。 夜営業の序盤(17時〜)は、比較的混雑が落ち着いているそうですよ。
満を持してお店に入ると、からし焼きの刺繍がお出迎え! これ、絵じゃなくて全部刺繍なんですって…!! 店主の山崎さんのご友人の作品だそうで、大番さんのからし焼き愛が伝わりますね。
期待が高まります!!
店内にはカウンターが7席ほど。定食メニューは写真の通りです。
「からし焼きライス」は文字通り、からし焼きと別盛りご飯のセット、 「からし焼き定食」には、そこに+でお味噌汁とお漬物がつくそうですよ。
魚系の定食はぶりかまにうなぎ、鮭の網焼き…家でなかなか魚を焼かないので、 ここぞとばかりに迷ってしまいます。
メニューをくるっと裏返すと、一品ものやドリンクも充実! ちょい飲みもよし、定食にお気に入りの一品をつけ足すもよしです。
悩みに悩んで、瓶ビールとばちまぐろのお刺身、そしてからし焼き定食をいただくことに! ”ちょい飲み” も” ちょい足し” も叶えてしまおうという魂胆です。
ちょっと贅沢…?でも今日はここで元気になると決めたんだから、いいんです!!
お腹と心にがつんとご褒美!お刺身とからし焼きを堪能
来ました!ばちまぐろのお刺身とビールです。
お刺身とビールって、これだけで贅沢気分ですよね。 どっしりと厚切りの赤身は、噛むごとにこれぞマグロ!という旨味が溢れて食べ応え抜群。 間違いなくご飯にも、日本酒に合いますね。
夕方になって一息ついたお休みの日、まだ早いけどちょっと飲みたいな…。 そんな気分の日に足が向いてしまいそう。
そしてこちらがお待ちかね!名物 からし焼き定食です。
からし焼きに突進しそうなところを、まずはお味噌汁で心を整えて。 ズズっとすすると「あ~…」と声が出るような、じんわり染み入る美味しさ。 大根とおあげもジューシーです。
人の作ってくれたお味噌汁の味って、実家を出てから本当に安心します…(涙)
お漬物はぬか漬けかな?と思うのですが、心地良い酸味をほんのりと感じて、ポリポリ食感が最高です。 あっさりで旨味たっぷり、素材の味が活きています。
これがのちにからし焼きを引き立ててくれるとは、この時まだ気づいていませんでした…。
いよいよからし焼きを堪能。 一口食べれば、ニンニクとピリ辛唐辛子、そしてガツンとした甘さのトリプルパンチ!
他の所で食べる肉豆腐よりも、かなり甘みの効いた味わいなのですが、 さらに一口もう一口と食べ進めると、これが不思議と猛烈にご飯に合うんです。
存在感抜群の豚ロース肉と、ぷりん!とたっぷりのお豆腐。 どちらも甘辛なつゆがしみしみです。
千切りのきゅうりも良いアクセント。 箸休めとして先ほどのお味噌汁やお漬物を挟めばクールダウン。 もはや食べる交互浴、これは整います。
そして食べ進めていると現れる、まるごとニンニク! 今日はラッキーなことに3個もはいっていました。
こういうガッツリ感に、老若男女を問わず救われる日がありますよね。 どんどん元気が出てきます!
「ガッツリは嬉しいけど、人前だとちょっと気になる…。」
そんな方は、なんと前日21時までの注文で、大番さんの公式LINEや電話にて テイクアウトでも注文できるとのこと!夜営業の時間であれば当日注文も可能です。 その際は、1時間以上受け取りまでに余裕をもって注文してくださいね。
これで家にこもって誰にも会わず大番さんの味を堪能!なんてことも出来ちゃいますよ。
老舗の良さはしっかり残しつつ、こういった形で今のニーズを汲んでいただけること、 すごく有り難いですよね。
家族で紡いできた60年。続ける覚悟と、変わる勇気。
これまで家族経営でお店を守ってきた、大番さん。 最初の東京オリンピックの年にお店をオープンされたご夫婦がこれまで切り盛りされていましたが、 今年2026年の店舗移転に伴って、娘さんが新しい店主に。
この絵は移転前の店舗を描いたもの。 何度も移転前のお店を目にしてきた立場からすると「十条と言えばここ」と言っても 過言ではないくらい、懐かしい景色です。
この街で60年以上愛されてきた味を守るだけでも、すごいプレッシャーだと思うのです。
少しずつ店舗のデザインなどに新しさも加え、大切にお店を続けていく姿勢に頭が上がりません。 ご高齢になったご両親の体調のことも考え、今後はアルバイトの募集も行っていくそうです!
入口のからし焼きの刺繍の横には「創業から今まで大番を作り上げてきた家族の存在は忘れてはいけない」という 店主 山崎さんの想いから、こちらの作品も大切に飾られています。
帰り際、私がぽろっと
「普段お魚焼いたりしないし、ちゃんと食事を用意するのも大変な日があって…」
とこぼしたら、その日厨房に立っていた店主の山崎さんとお母さんが
「私たちも家じゃこんなちゃんと作らないよね~」 「魚も普通は家で焼かないから!」
と私のボヤキを笑い飛ばしてくれました。
忙しい日が続いて気持ちがちょっと張ってしまった時、 こんな風に温かく迎えてもらえることがどれだけ有難いか!
大番さんが永く愛される理由が、このおふたりの姿に詰まっている気がします。
お腹と心からホッとしたくなった時、またお邪魔したいと思います。 受け継がれる十条の味、ぜひ何度でもご賞味あれ!!
味の大番の店舗情報
【住所】〒114-0034 東京都北区上十条2-22-10
【TEL】03-5948-9024
【Instagram】https://www.instagram.com/kichan.oban.0504/
【X】https://x.com/oban_1964
【公式LINE】https://line.me/R/ti/p/@470vukwa
”かのこ”とは何者?
<経歴>
1999年生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。
学生時代から、被写体の話を聞きながら写真を撮ることがライフワーク。
過去に容姿やアイデンティティに悩んだ経験を糧に、教育や福祉事業の仕事を経験した後、
写真と対話を軸にした屋号 “margo” を旗揚げした。
これまでに撮影した人物は100名を超え、JUJO WALKERをはじめとするWebメディアや 書籍「幸せになる! 50歳からの仕事の辞め方、変え方、始め方(宝島ムック)」に 掲載する写真の撮影にも携わる。
開業後、撮影に慣れていない方にも安心してご依頼いただけるよう、 パーソナルカラー活用アドバイザーの資格を取得。
<個人的なこと>
小さいときから十条で育ち、このまちの人やお店に、たくさんの思い出と愛着があります…!
クラフトビールや日本酒を飲むのが大好きで、時々ひとりで飲みに行くことも。
音楽を聴くのも日課で、歌謡曲から最近の流行りまで、好きな曲がないかいつもチェックしています。 ぜひおすすめがあれば教えてください!













