コミュニティ

でんでん子ども応援隊|北区十条で長年子どもたちの支えとなってきた特別支援教育士がいる学習塾

形を変えながら30年余り、このまちの子どもたちを見守ってきたみんなの居場所

JR埼京線「十条」駅から徒歩約5分、JR京浜東北線「東十条」駅から徒歩約10分。
十条銀座商店街中ほどにある「でんでん子ども応援隊」さん。
大きなピンク色の看板が印象的な洋服店「キンコー堂」さんの2階です。

十条近郊で生活されている方であれば、商店街や、
バス車内で流れる音声CMで名前を聞いたことがある!
という方も多いのではないでしょうか。

写真をタップするとスライドショーを見ることができます!

外の立て看板を見てみると、どうやら小学生~中学生までが利用できる学習塾のよう。
それだけではなく、表現教室として書道を学ぶこともできるんですね。

学習塾というと、入口のところに進学実績がドン!と貼られていて、
緊張感のあるイメージですが、それとは対照的な「応援隊」というネーミングも相まって、
なんだか温かくオープンな空気を感じます。

実は私、児童館のスタッフとしても働いているのですが、
中はどんな様子なのか非常に気になる…!階段を上って、早速入ってみましょう!

より高みを目指す子も、スモールステップで学びを進める子も。それぞれの歩幅と気持ちに寄り添った学びを提案!

中に入ってまず目に入るのは、規模間の異なる複数のブース。
こちらは最大4人で学べる「グループ個別指導」のブースです。

周りにお友達がいた方がやる気が出る!という子も、教室の空気感を楽しみながら、
少人数制ならではのきめ細かい指導を受けることができます。

こちらのブースは、先生の両サイドに2人まで生徒が座ることのできる「個人指導コース」用。
よりきめ細かく、お子さんの特性や状況にあわせた指導を行ってくださるそうです。

1人で集中して学習に取り組めるブースも!

実はこちらのでんでん子ども応援隊さんには、発達障害を抱えるお子さんの特性を専門的に理解し、
学習計画を立てたり、適切な配慮を行ったりすることができる
「特別支援教育士」の資格を持つスタッフさんが多数在籍されています。

このように、様々なお子さんに対応した環境づくりをベースとして、
単に知識を詰め込むのではない「学ぶ意欲」そのものを育む指導を受けられることが、
何よりの特徴なんだそうです。

自分自身が子育てで本当に悩んだからこそ…親御さんと「一緒に考える」存在に

運営団体であるNPO法人理事長の長田(おさだ)さんにお話を伺います。

法人の創立者である前任理事長と出会い、でんでん子ども応援隊を知ったのは、
子育て中に、当時の活動のサポートスタッフとして働き始めたことがきっかけでした。

様々な背景の子どもを受け入れる学習塾の事業を行っていると知った時、お子さんはまだ低学年。
当時は「そういう人もいるんだ、大変なんだね」と思っていたそうですが、
お子さんが大きくなるごとに、その感覚は徐々に変わっていくことになります。

お子さんが5年生になる頃には、
徐々に「うちの子、他の子とは何かが違うかも…?」という感覚が強くなり、
「この状態で、この子の面倒を見てくれる場所なんてあるんだろうか」と
大きな不安を抱えていらっしゃったそうです。

私自身、日々児童館のスタッフとして働いていても、
こういった状況で悩む親御さんは決して珍しくないと感じています。
お子さんの個性は十人十色で、それぞれご家庭の「当たり前」も驚くほど違うもの。
その状況を言葉にして、誰かに話すだけでも、そのご苦労は計り知れません。

「相談するまでに3、4年かかっちゃいました。」と仰る様子が、
まさにここへ相談にいらっしゃる親御さんの姿と重なるようでした。

でんでん子ども応援隊さんで働くスタッフさんも、
それぞれの背景があってここへ来た方が多いからこそ、

「どんな子も受け入れる場所でありたい」

と親御さんに深く共感したスタンスが運営に反映されているのだと強く感じました。

「今かな」と思ったら、そこが一歩踏み出すタイミング

一度うちの子のこと、相談してみようかな…!と思った方は、
どのタイミングでいらっしゃるのがお勧めなのでしょうか。

そう伺ったところ、一番良いのはお子さんが
「塾に行ってみようかな」
「勉強どうすればいいんだろう」
と気持ちを口にした時なんだとか。

何よりも、塾に通うのはお子さん本人。
言葉が出てくるのは不安があるからこそで、行動を起こすには確かに最適な時ですね。

そんなタイミングを感じたお子さんや、
とにかく一度相談してみたい親御さんがいつでも来ることができるよう、
常時無料体験を実施されているそうです。

また、他の学習塾と同じように、長期休み等に合わせた「季節講習」も
実施されているそうなので、「今かな」と思ったらまずはご相談を!

無理に入会を勧めることはせず、あくまでここは選択肢の1つであるというスタンスで、
お子さんの気持ちに寄り添うことを大切にされているそうですよ。

子どもの気持ちを何よりも尊重し、
親御さんに深く共感しながら活動されてきた、でんでん子ども応援隊さん。

子ども支援・子育て支援の側面から、
この十条を強く支えてくださっている力強さを感じたひとときでした。

長田さん、スタッフのみなさん、ありがとうございました!

でんでん子ども応援隊の店舗情報

【住所】114-0032 東京都北区中十条3-36−16 ソシアルシティー中十条2階
【TEL&FAX】03-3905-2355
【HP】https://dendenroom.or.jp/

”かのこ”とは何者?

<経歴>
1999年生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業。
学生時代から、被写体の話を聞きながら写真を撮ることがライフワーク。
過去に容姿やアイデンティティに悩んだ経験を糧に、教育や福祉事業の仕事を経験した後、
写真と対話を軸にした屋号 “margo” を旗揚げした。

これまでに撮影した人物は100名を超え、JUJO WALKERをはじめとするWebメディアや
書籍「幸せになる! 50歳からの仕事の辞め方、変え方、始め方(宝島ムック)」に
掲載する写真の撮影にも携わる。
開業後、撮影に慣れていない方にも安心してご依頼いただけるよう、
パーソナルカラー活用アドバイザーの資格を取得。

<個人的なこと>
小さいときから十条で育ち、このまちの人やお店に、たくさんの思い出と愛着があります…!
クラフトビールや日本酒を飲むのが大好きで、時々ひとりで飲みに行くことも。
音楽を聴くのも日課で、歌謡曲から最近の流行りまで、好きな曲がないかいつもチェックしています。
ぜひおすすめがあれば教えてください!

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