鎮魂、進化、前進、様々な想いを込めて大空へ打ち上げる。空を見上げる人たちへ地域の想いが届きますように。【北区花火会 RED×BLUE SPARKLE GATE 2025】
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2025年9月27日に開催された北区花火会へお邪魔させていただきました!
普段は北区十条を中心に情報を発信させていただいておりますが、
十条で行われたイベントで『しぶさわくんFM』様よりお声がけいただきまして、
今回貴重な経験をさせていただきました。本当にありがとうございました!
前日に雨が降っていたので心配されましたが、当日は晴天で絶好の花火日和!
会場となる赤羽岩淵の赤水門・青水門では着々と準備が進められています。
まずは、無料席とフードコートエリアにお邪魔させていただきましょう!
15時から開放されているこのエリアでも、早い時間からすでにたくさんのお客様が集まっています。
イベントへの期待感が伝わってきますね。
これだけの大きいイベントですから、スタッフの皆様も大忙しで対応しています。
地域の花火イベントはたいてい行政が大きく関わって開催されるそうですが、
北区花火会はすべて民間の方々が運営されているとても大変なイベントなのです。
想像もできないほどの努力をされて、ここまでのイベントを開催されています。
その努力の積み重ねが、今年で12回目を迎える誰もが認める花火会へと進化を遂げたのだと思います。
その結果、北区花火会はなんとウォーカープラスの全国の花火行ってよかったランキング1位を獲得されています。
言うのもおこがましいですが、同じ北区民として、とても誇らしいです。
花火を見に来た人だけではなく、働く皆さんもとても楽しそうです。
キッチンカーは美味しそうなものばかり!花火を見る前に、美味しいお料理で腹ごしらえは欠かせませんね!
無料エリアにも続々とお客様が集まってきましたね!
花火が始まる前に有料エリアの方もお邪魔します。
歴史ある岩淵水門を背景に打ち上がる花火を楽しめる絶好のポイント!
北区の皆さんにはお馴染みの岩淵水門は、赤水門(旧水門)と青水門(新水門)の2種類あります。
1924年10月に完成した赤水門は青水門の完成とともに、その役割を終えていますが、
地盤沈下などの問題に悩まされながらも、隅田川の氾濫を防ぐために活躍してきました。
赤水門の奥に作られた青水門はなんと、200年に1回の大洪水にも耐えられるように作られているそうですね。
地元の人たちに惜しまれて残された赤水門と新しい青水門。
まさに、北区を代表するシンボルの一つです。
実は、北区花火会の見どころはこの岩淵水門にも関係があるのです。
それは、花火マニアの間でも有名で、水門越しに打ち上がる花火を撮影できる唯一のスポットなのです。
ライトアップされた歴史ある岩淵水門と花火、北区を代表するイベントに相応しいシチュエーションです。
その花火を思う存分を楽しめる有料エリアにも、最高の花火を観るために、お客様でごった返していました。
いいですね、まだまだ暑い日だったので、ビールを片手に日暮れを待つのもありです!
対岸の川口側にも席が設けられていて、向こう側からの景色も良さそうですよ!
いやぁ、花火が打ち上がるのが待ち遠しいですね。
いよいよ日が落ちてきましたよ!お昼は意外と風も強くて花火が流されないか心配してましたが、
打ち上がる頃には風もおさまってよかった。みんなの思いが伝わったと思いました。
さぁ、北区花火会、スタートです!
お客様も言葉を見失うほど、魅了させてしまう圧巻のパフォーマンス!
日も落ちて暗くなり、あれだけたくさんお客様がいたのに、辺りはシーンと静まり返りました。
最初からバーンと打ち上がると思いきや…。始めから北区花火会の魅力に惹きつけられてしまいました。
穏やかな音楽が流れる中で、すぅっと夜空に浮かび上がった光る球体。これはすべてドローンによる演出。
オープニングを飾るのは、日本一のドローン事業者であるレッドクリフさんのパフォーマンス。
飛んでいるドローンは全部で500機!一糸乱れない動きで、夜空にアートを描きます。
ドローンショーの様子を少しだけ、お裾分けさせていただきます!
これは現地でしか絶対に楽しめない圧巻のショーですよ!
水門の上に浮かび上がるフェニックス。空を見上げるお客様も思わず息を呑みます。
今回の北区花火会のテーマは『PROGRESS』。進化または前進するという意味ですが、
現れた赤ちゃんの様子は、これから生まれて前進していく子どもたちにエールを送っているよう。
ドローンに呼応するように、ムービングライトも空を照らします。
ドローンショーもいよいよクライマックス!
北区花火会のキャッチコピー「RED×BLUE SPARKLE GATE」の文字が浮かび上がると…。
流れてくる進撃の巨人のオープニングとともに、鳴り響くドーンという音。
辺り一帯が紅く染まっていきます。すごい迫力です。
水門の上に浮かび上がったキャッチコピーと花火との一枚です。
花火業者も超一流。全国花火競技大会にて内閣総理大臣賞を受賞したマルゴーさんがその腕を振るいます。
レッドクリフさんとマルゴーさんのコラボレーションです。
音楽に合わせて、色鮮やかな花火が打ち上がり、北区の夜空に大輪の花を咲かせます。
赤水門側からの花火も綺麗で、撮影しながらも、その華やかさに見惚れてしまいます。
北区観光10周年の想いを花火にのせて。そして北区花火会もフィナーレへ。
東日本大震災で被災された方への鎮魂の想いを込めて始められたのが北区花火会。
毎年様々なストーリーに乗せて花火を打ち上げる『ストーリー花火』が行われます。
2025年は、北区観光振興プランが策定されてから10周年。
北区に縁のある渋沢栄一が新札のデザインになるなどが目新しいですが、
北区観光の進化・前進を、『See the Lights(観光)』というストーリーに乗せて花火が打ち上がります。
飛鳥山の桜や国の重要文化財にも指定されている醸造試験所など、北区には名所がたくさんあります。
名所の観光もさることながら、新札発行を記念して飛鳥山の酵母を使った
日本酒『飛栄』の企画・プロデュースなど、面白い試みも最近は行っていて盛り上がりを見せています。
しかし、世界中の観光に多大な影響を与えた新型コロナウイルス感染症の蔓延。
北区観光も新しい価値観やライフスタイルに合わせた観光へ進化・前進していく。
コロナ禍を乗り越えた今、再び北区を盛り上げるために今日も頑張られています。
ストーリーを聞いて、思わずウルッときてしまいました…。
ストーリー花火後の幕間中もしぶさわくんFM特別プログラムや
⾚⽻を拠点に活動するお笑い芸⼈/YouTuberのガーリィレコードチャンネルによるプログラムなど、
お客様を飽きさせないプログラムが目白押しでした。
その後は『⽇本煙⽕芸術協会』に所属する花火会社が作った、東京では一番大きい5合玉のお披露目です。
全国で優秀な花火芸術家が渾身の作品を打ち上げます。
弾けたと同時に様々な色に変化する花火など、趣向を凝らした花火が打ち上がります。
テストはできず、花火が上がるまでどのように花咲くかわからない。
火薬の詰め方や着火タイミングなどを考えて花火を作る職人さんは本当にすごいですよね…。
せっかくご来場されたお客様を失望させたくない、お客様の記憶に残る花火を打ち上げたい。
花火一発に込められた緊張感と想いをとても感じた、美しく迫力のある花火でした。
北区花火会もいよいよフィナーレへ。
どんどんと激しくなってくる花火たち。その迫力に圧倒され、お客様もスタッフも固唾を飲みます。
スガシカオさんの『PROGRESS』が流れ、北区花火会もいよいよグランドフィナーレへ。
最後に同時に上がる花火は本当に圧巻でした。
終わってしまうのかという寂しい気持ち、胸の中はスゥっとした気持ちが入り乱れます。
1時間という短い時間でしたが、ここまでの準備された運営の皆さんも本当に素晴らしいです。
実際にパフォーマンスを行う皆さん、運営の皆さん、ボランティアの皆さん、そして地域の皆さん。
ここまで積み重ねてきた努力の結果、初めてたくさんのお客様を感動させられる。
JUJO WALKERもまだまだ小さいメディアですが、今回は本当に素晴らしい体験をさせていただきました。
今回はお声がけいただきまして、誠にありがとうございました!
運営の皆さんにも支えられた北区花火会、陰の立役者にもお話を伺いました。
冒頭にお伝えしましたが、北区花火会は民間の皆さんが協力し合って実現してます。
その裏側でたくさんのスタッフの方が携わっています。
その中で、今回事務局で赤羽会場ディレクターの方よりコメントをいただくことができました。
お忙しい中ご協力いただき、誠にありがとうございました。
Q:
ご苦労された点や想いなどについて教えてください。
A:
前回の開催では、スタッフやボランティアの皆さんをうまく現場で活かしきれなかったという反省がありました。
特に、会場ごとの運営を細かく理解して動けるリーダーが不足していたことが大きな課題だったと感じています。
そこで、今回は運営委員長ご協力のもと、地域の皆さまにリーダーとして現場を担っていただく体制を整えました。
事前に、各エリアに必要な運営情報や流れを共有し、私たち事務局メンバーと同じレベルで内容を
把握してもらうよう努めました。
そのための準備や情報整理はとても大変でしたが、多くの方に主体的に関わっていただけたことで、
安心して当日を迎えることができました。
Q:
北区花火会に携わったご感想を教えてください。
A:
当日は、各エリアのリーダーの皆さんが本当に頼もしく動いてくださり、
大きなトラブルもなく無事に会を終えることができました。
花火が上がり始めた瞬間、たくさんの人の視線が一点に集まり、その一人ひとりの表情を見ていたら、
胸がいっぱいになりました。あの瞬間は、関わった全ての人の想いがひとつになったような気がして、
感極まりました。
この花火大会は、行政主導ではなく、地域の皆さまの力でつくり上げているイベントです。
観客として来てくださった方にも、ぜひ「この花火は地域の人たちの想いがつまったものなんだ」と
感じてもらえたら嬉しいです。
お客様が目をキラキラさせて空を見上げている姿、私たちも本当に感動しました。
様々な調整して実現した北区花火会。事務局や実行委員会の皆さまの想いも伺うことができ、
私たちももっと頑張らねばと思いました。
北区の一員として、北区花火会の魅力を伝えられるように発信させていただきます。
今回は貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました!
来年の北区花火会も成功されること、心より応援しております!
JUJO WALKER 取材メンバー
【運営・企画】HUMALINKS株式会社( https://humalinks.com/)
【ライター】編集員1号:安孫子 翔一( https://www.instagram.com/abikotchi/)
【カメラマン】編集員2号:後藤 龍伯( https://www.instagram.com/chin_olu/)
【カメラマン】編集員3号:柄澤 啓之( http://www.garapon-studio.com/)